
胃もたれになってしまう原因にはどのようなものがあるのでしょうか?食事内容や早食い、食べ過ぎなどを改善することが、主な治し方なのでしょうか。胃もたれに加え下痢や吐き気などをする原因とは。
胃もたれの原因には早食いや食べ過ぎ、食事内容やカフェインの摂りすぎなど色々なことが原因になっていますが、当てはまる項目はありますでしょうか?胃もたれを即効で改善する治し方は胃を休めることが大事ですが、改善しない場合には、病院で診てもらうことも大切です。
胃もたれの原因は?
胃もたれの原因は通常なら大きく分けて3つになります。
一つは食事。
食べ過ぎはもちろん、慌てて食事をした場合。
慌てているわけではないが、食べるのが速い方は消化機能が食べるスピードや量に追い付けず、胃の中に長時間食べ物が残りやすく、結果的に胃もたれをしやすい状態となってしまいます。
また油の多いものやアルコール、辛いものも胃が弱ってしまう原因ですので、胃もたれを起こしやすくなってしまいます。
二つ目は年齢。
これは加齢により胃が弱くなる事が胃もたれの原因となる場合です。
若い方の場合は運動不足も原因になりやすいです。
三つ目は自律神経の乱れ。
これは不規則な生活習慣やストレスで自律神経が乱れ、胃の機能が低下するというものです。
胃の機能が低下するとやはり胃もたれに繋がりやすいですので、気をつけましょう。
胃もたれの治し方は?
胃もたれの治し方は意外と色々あります。代表的なのでは右を下にして横向きになって寝るというもの。
これは食べ過ぎや食べ過ぎによる腹痛の際にもよく使われる対策で知っている方も多いのではないでしょうか?ただ横になれる環境なのか、というところが問題で会社等ではなかなか出来ないのが難点かと思います。
また胃もたれの原因がわかっている場合、例えば、カフェインを摂りすぎた場合や油ものを沢山食べた場合はその原因を暫く避けるようにしましょう。
胃もたれの間はコーヒーや天ぷら等を控える、というような感じです。
便秘の解消や絶食も場合によっては効果がありますが、なるべくならきちんと食事を摂るようにするのが大切です。
食事との関係は?
胃もたれと食事の関係はとても密接です。胃もたれなのでやはり原因の殆どは食べ物にあります。
焼肉やラーメン等の油っぽいものばかりを好んで食べている場合は特に胃もたれしやすいです。20代前半等の若いうちは油っぽいものばかりを食べていても胃もたれせず気にしない事が多いですが、ある日加齢によって胃の機能が弱まってくると少し焼肉を食べただけで胃がもたれてしまうという事も出てきてしまいます。
また暴飲暴食も胃もたれの原因となりやすく、よくバイキングやビュッフェ等で食べ過ぎて胃もたれしてしまったといったような経験を持つ方も少なくないでしょう。
しかし、食べ物を食べる事が必ずしも胃もたれに繋がるわけではありません。
大根おろしやとろろは消化を助けてくれる効果がありますし、お粥やうどん、半熟玉子等の消化に良いものは胃への負担を少なくしてくれます。
同じ食べ物でもちょっとした工夫で胃もたれを防ぐ事が出来ますので、胃もたれするからと食に億劫になる必要はないです。
下痢になることも?
胃もたれで下痢になる事はあります。
これは大きく分けて二種類の可能性がありますが、一つは食べ過ぎの場合。
食べ過ぎると胃もなんとか早く消化してしまおうと機能します。胃もたれを起こしつつもどんどん消化していき、消化したものが小腸大腸と運ばれていき、結果押し出される形で下痢となる事があります。食べたものがすぐに下痢になるというわけではありませんが、胃だけではなく腸にも負担が掛かってしまうだけあり、良い事とは言えないのでご注意下さい。
参考⇒腸内環境を改善する食事とは?【免疫向上で花粉症対策も!】
二つ目は過敏性腸症候群の場合。
これは胃もたれと下痢を繰り返す方に多い病気です。
特に胃もたれの起きやすいものを食べたわけじゃないのに頻繁に胃もたれがする、下痢になりやすいといった症状がある方はご注意下さい。基本的にこの場合の胃もたれと下痢は、食事関係が原因というよりはストレスが原因となっています。
参考⇒ストレスは病気の原因に?【受けやすい人は上手に解消!】
もちろん正しい食生活も大切ですが、なるべくストレスを小まめに発散出来るように心掛けましょう。
あまりにも胃もたれと下痢が頻繁に起きる場合は、ポリープや最悪がんが体内にある可能性がありますので、早めに病院へ行くようにしましょう。
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げっぷがでる人は?
胃もたれでげっぷが出る人は一気に食べ物を大量に食べる方や、食事が速い方に多いです。
そういった方々は普通に食べている方よりも、食べ物を飲み込む際に多くの空気も一緒に飲み込みやすいです。その結果、胃に入った空気が口から出るという症状がげっぷと言われる現象となります。
胃もたれとげっぷは必ずしもセットのものではありません。
胃もたれが原因でげっぷが出るわけではなく、胃もたれは暴飲暴食と早食いが、げっぷは空気を、知らずに飲み込んでいる事がそれぞれの原因となりますので勘違いしないようにしましょう。
基本的にこの現象は当たり前の現象であり、特に病気ではないので通常なら心配はいりません。
しかし、万が一胃もたれとげっぷが長く続く、頻繁に起こるといった症状がある場合は一度病院の診察を受けるようにしましょう。機能性ディスペプシアや空気嚥下症といった病気の場合があります。病気ではありませんが、胃下垂の方も胃もたれとげっぷが起きやすいので覚えておきましょう。
吐き気がある原因は?
胃もたれで吐き気がある原因は通常なら食べ過ぎか飲み過ぎが原因となります。
食べ過ぎや飲み過ぎで胃の消化機能が追いつかず、消化不良の状態が起きてしまい胃に食べ物やアルコールが長時間残ってしまいます。そうすると胃もたれを引き起こすのと同時に吐き気ももよおしてしまいます。
アルコールの飲み過ぎの場合は特に吐き気が強く、いわゆる二日酔いの状態となっている可能性もあります。
これは時間が経てば回復するものですが、中には朝から胃もたれと吐き気がある方もいらっしゃいます。この場合はストレスからくるものの事が多いのでなかなか対策が難しくもあります。
また胃もたれと吐き気の症状がしばらく続いているという場合は、胃がんや胃潰瘍等の病気になっている可能性が高いので思い当たる方は念の為診察を受けるようにしましょう。
コーヒーも原因になるの?
コーヒーで胃もたれする原因はカフェインにあります。
よくカフェインで具合が悪くなるという方がいらっしゃいますが、それと同じ事が胃もたれの原因も言えます。
では何故カフェインは胃もたれ等の体調不良を引き起こしてしまうのでしょうか。
理由はカフェインの胃酸を多く分泌する効果にあります。この効果、空腹時等の胃の中に何も入っていない状態で作用してしまうと胃酸の出過ぎで胃自体にダメージを負う事になってしまいます。そうなるといざ食事をした際になかなか食べ物が上手く消化出来ずに、胃もたれを招く事となってしまうのです。それがコーヒーが胃もたれをする原因になるのです。
しかし、カフェインの胃酸を分泌する効果は胃もたれを防ぐ正義の味方にもなってくれます。
食後にコーヒーを飲む事で胃酸を沢山分泌し、食べた物の消化の手伝いに繋がります。そうすると胃もたれが起きる前にある程度食べ物を消化出来るので、これが胃もたれを防ぐ嬉しい役目となります。
ただし、食後とは言え飲み過ぎてしまってはやはり胃もたれの原因となってしまいますので程々にすることによって、健康効果を得ることもできます。
薬を飲むならどんなもの?
胃もたれにはどんな薬が合うのか。胃もたれに効く薬は沢山ありますが、いざ困った時にどれを買って飲んだら良いかわからないという方も多いかと思います。よくわからず結局一番安いものを買ってみたり。逆に効果がありそうだからと高いものを買ってみたりと値段で決めてしまいがちです。
まずは基本は「薬剤師さんに相談すること」ですが、自分の胃もたれの状態を理解する事から始めましょう。
前日に食べ過ぎて、まだ胃に食べ物が残っているような感じがするという場合は胃の粘膜を守る成分が入ったものや、動きをよくする成分の入ったものがオススメです。食べてすぐに胃もたれが起きた場合は、消化を助けてくれる効果の入ったものがオススメです。
他にも、胸やけも感じる場合や、胃が痛いといった症状も胃もたれと一緒に感じる場合等それぞれ適した薬がしっかりとあります。
一番良いのは薬剤師さんに相談して購入すること、また長期的に胃もたれが続いている場合は市販の薬よりも一度病院の診察を受けてからお医者様が判断した薬を処方してもらう形が確実でオススメです。
胃もたれの原因は食べ過ぎ?【治し方には食事内容が大事!】のまとめ
胃もたれを起こすのは食べ過ぎや油っこい食事など様々ですが、食べる量や内容を変更してみることがもっとも早い改善方法です。長期間、胃もたれが続く場合には一度診察を受けることをおすすめいたします。